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ファーム松ぼっくりの紹介      

                                            

位置
 新潟市から西へ車で30分、越後・福島県境にそびえる飯豊山系の前衛、五頭山塊にぶつかるところにファーム松ぼっくりがあります。当阿賀野市笹神地区は、首都圏の生協との産直運動を長年続け、良質のコシヒカリを産する地域として知られています。
 その笹神地区の中でも、国道290号線沿いに細長く続く五頭山麓一帯は、とりわけ美味しい米と野菜ができる地域です。

美味しい米ができるわけ
 五頭山麓は、花崗岩の山である五頭山系から発生する扇状地が広がる中山間地、うまい米作りに適した砂壌土と、昼夜の適度な寒暖の差、大荒川・折居川・安野川の清流とその伏流水、土、水、気候の三拍子がそろって、魚沼米に匹敵する美味しい米ができるのです。
 ちなみに、この国道290号線沿いは魚沼市から越後平野の縁に沿って県北の村上市まで続き、日本列島をまっぷたつに分ける大地溝帯・フォッサマグナの東の縁にあたる地域なのです。

本物コシヒカリとは
 新潟県では農協、県の主導で、2005年産米から、従来のコシヒカリを「コシヒカリBL」という新品種に一斉に切り替えました。この新品種は、玄米で出荷するときには「コシヒカリBL」と表示されているのですが、農協、各集荷販売業者とも これを精米した段階では、従来と同様「新潟コシヒカリ」と表示して販売していました。
 これに対して当農場では、従来通りの純粋なコシヒカリの種子で栽培・収穫したものですので、「BL」と区別する意味で、本物コシヒカリと称しています。
 「コシヒカリBL」は、新潟県の試験場が開発したもので、コシヒカリに、いもち病に強い品種の稲を掛け合わせた新種に、さらにコシヒカリを数回掛け合わせる「戻し交配」という方法を経て作り出した新品種です。理論上99%以上はコシヒカリと同じ遺伝子を持っていることになり、稲の大敵であるいもち病に強い一方、食味は従来のコシヒカリと変わりないとされているのです。
 しかし、当初から「本物より美味しくない」という声があ、地元紙の投書欄などでも論争になっています。
 当農場では、2005年に「BL」を栽培してみて、やはり食味に問題があると感じたのと、何よりも違う品種の米をコシヒカリと称して販売することは消費者に誠実ではないと思い、2006年産からは従来のコシヒカリを栽培しています。

 *新潟県では、この表示方法に県知事までが疑問を呈し、検討の結果、2010年産米から本物のコシヒカリとコシヒカリBLを精米段階でも区別して表示することにしています。





ファーム松ぼっくりマップ


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