平成24年1月7日(土)

発行者:藤田浩雄

第 153 号

 
壬辰(檀家 齋藤節子さまの作品)

 
謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
今年の干支は「壬辰(みずのえたつ・じんしん)」であります。「壬」の字は「妊」の意味で、草木の内部に新しい種子が生まれた状態を表し、さらには立春から節分までの一年間、諸々のことに『大吉』とされる方位であります。そして、「辰」の字は「振るう」意味で、陽気が動き、草木が伸長する状態を表すとされます。
我が曹洞宗(禅宗)は、一仏両祖の教えに基づいた生き方を実践していくことを旨としております。
螢山さま(鶴見総持寺)は「愛語」を根本として、み仏と自己の「絆」人間と人間の「絆」自然と自己の「絆」をつよめて、生かされ生きる喜びをもてる社会に、 と説いておられます。昨年末、清水寺森清範貫主が本堂舞台にて第1位に選ばれた揮毫(きごう)も『絆』であります。
道元さま(越前永平寺)は「ただひとりでも世のために尽くす強い決心をもち行ずれば、世の中すべてがそうなる」と励ましておられます。
昨年3月11日、東日本大震災を始め日本中各地で天災・人災により私たちは多くの苦しみ、悲しみを味わい、私たちの「絆」を強くしました。新しい年はみんなでそれらを乗り越え、一歩でも二歩でも前へ向かって踏み出さなければなりません。
新しい年、お仏壇の前でお釈迦さまとご先祖さまへ静かに手を合わせ、今を感謝し、家庭円満であること、家族みんなが健康であること、さらに東日本大震災受難者みなさまの一日も早い復旧・復興と安らかな幸せをご祈念致します。
合掌!!
平成二十四年 元旦
 

(更新1月15日)元気な安田八幡さま裸まつり
14日(土)午後7時、雪の降る中を防寒着を身に着け安田八幡宮さまへ行って詣りました。すでに100人余りの老若男女の人たちが集まって、甘酒を飲み本宮脇の焚き火?で暖をとり談笑していました。7時に花火の合図が上がり、しばらくして遠くから松明の明かりと元気な掛け声の集団がやって来ました。
本殿で新年の無病息災、家内安全を祈願した後、女性パワ〜は凄まじく、大きなナイロン袋にいっぱい!!私も片手で写真を撮り後方で遠慮しながら拾いました。それでもポケットにいっぱい。(スポンサーは亀田屋さん)


★昨年も御札、古い御守り、ロウソク、線香等をたくさんお預かり致しました。ご協力有り難うございました。皆様方のお仏壇がきれいになって嬉しく思います。今年もよろしくお願いいたします。
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