写経のやすらぎ ・・・
「写経はただ字を書くことではなく、文字の仏を作る作業である」と某高僧が言われました。仏さまの教えを写させていただく、写すという行為を通して仏さまと対面させていただくと云う。一文字書写するごとに一仏が現前する。“一文字一仏”です。



『摩可般若波羅密多心経』は、縦17文字の全文266文字です。
 
写仏は、仏さまの姿を写し仏さまに近づき、雑念を払い、こころを安らかにしてくれます。
 
 
「写経」のすゝめ
昔、写経は僧侶が修行のために経典を書き写すことをしていました。いまは時代が変わって、信仰のため、先祖供養のため、願いを叶えるため、心や身体、脳にも良い効果を与えるとも言われるようになりました。
お経の意味、難しい作法、場所などすべて一切無視して、五分、十分の時間があれば、「般若心経」全文書かなくても、一行、二行を部屋でいつでも簡単に書けます。
写経には、「般若の智惠」があり邪気を落とし未来を切り開くチカラ、すごい効果があるそうです。
できれば毛筆か細筆ペンで、上手なお手本で写経するといいと思います。