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静かに十方仏土中・・・ |
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寒いなー、「昔の人たちはこの冬の寒さに、さぞつらかったろうなー」
それにしてもここ最近の恐ろしいほどの気候変動。地球上のあらゆる生きものが、この変化に巻き込まれていくのでしょうか。
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二五〇〇年もの昔むかしに、お釈迦さまはおっしゃいました。「諸行無常」と。しかし、この真実の前に、私たちはどう生きていったらいいのでしょうか。
お釈迦さまのお亡くなりになった二月十五日。北の方ではまだ、すべてが凍っています。でも人々はみな知っています。 |
雪は積もっていても、凍ってついていても、その下はとてもほっかりと暖かく保たれいることを。その中には草木や花々の根が、やさしく芽を抱いていることを。眼に見えぬ神仏に守られていることを。 |
花々がいっせいに咲く春への思いを抱きつつ、静かにじっと、待つ二月です。 |
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節分と言えば |
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私たちは「鬼は外!福は内!」と言いながらの豆まきを思い出しますが、
ひたすら「……」無言で巻き寿司を食べる恵方巻きを取り入れる方が増えているそうです。
「節分は子供の頃から恵方巻きです」という方、「あれって冗談かと思ってました」「あれっ???」という方、何かと謎の多い恵方巻きについて調べました。
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恵方巻きの特徴は何と言ってもその食べ方!にありました。 |
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1:太巻きをひとりにつき1本準備する。
……福を巻き込むことから巻き寿司。縁を切らないよう包丁を入れずに丸ごと1本。七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましい。巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあるらしい。 |
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2:恵方を向く
……恵方とは、その年の歳徳神(としとくじん)の方角のことで、その年の最も良いとされる方角。 |
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3:願いごとをしながら、黙々と最後まで食べる
……しゃべると運が逃げてしまうので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけません。 |
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※想像以上にボリュームのある太巻き。食べきれない方はショートサイズや細巻きも人気だそうです。 |
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【呼び名もいろいろ】
・恵方を向いて巻き寿司を食べるから「恵方巻き」(豆まきの“まき”をもじっている)
・恵方を向いて食べる寿司なので「恵方寿司」
・丸かぶり(かじること)するから「丸かぶり寿司」
この他にも、地域やお店によって様々な呼び名があるとのこと。 |
いかがですか。家族揃って同じ方向を向き、黙々と太巻きを食べる光景はなかなかお茶目!?真面目に最後まで成し遂げるのって結構大変なのだそうです。 |
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【 ちょっぴり知識 】
節分とは季節の分かれ目を、「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをさします。
しかし、寒くて厳しい冬を越えて暖かな春の始まる立春の節分はとりわけおめでたいとされ、昔は立春が新年の始まりにもなる大事な節目だったので、その前日の節分は年越しとして大切なものでありました。
そこで他の節分よりも重要視されるようになり、節分といえば立春の前日をさすようになりました。 |