平成30年1月1日(月)
発行者:藤田浩雄
第 225 号

〜戊戌(檀信徒 齋藤節子さまの作品)〜
元旦の朝
 
謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
 
今年の干支は戊戌(つちのえいぬ)です。戌年は、多少、波はありますが全体的に好調に推移するそうです。仕事運も金運も順調に、仕事などで新しいチャンスが巡って来るそうです。
曹洞宗(禅宗)では早朝元旦から三ヶ日の間、檀信徒の方々のご多幸とご健康を祈り、「転読大般若」という『三朝祈祷』と云うご祈祷を修行します。
「祈祷」は心願を込め神仏に幸福を祈り求めます。現世の平穏無事を祈願し、身体堅固、無病息災、商売繁盛、諸縁吉祥であることをお祈り致します。
新しい年を迎えて、林昌寺ご本尊さま(観音菩薩)に手を合わせ、檀家皆さまが家庭円満で、健康であること、また日本各地の自然災害があった多くの被災された方々の早い復旧・復興と安らかな幸せをご祈念致します。
檀家皆さまには、ご祈祷した「三朝大般若祈祷御札」「平成30年曹洞宗宝暦」をお届けします。
合掌。
平成三〇年 元旦
 
寒さに耐える寒修行
この季節に寒さに耐えながらの「托鉢」(たくはつ)も大切な修行のひとつです。托鉢とは、片手に丸い鉢(頭鉢)を持ち、雪の街中を歩きながら経文を唱え、お米やお金などの施し(布施)を受けて廻る修行のことです。
昔、お釈迦さまは「人は物でも心でも、施し合うことが大切である。」とおっしゃった「布施の教え」にもとづく尊い行いなのです。
「布施」は物だけではありません。「無財の七施」(むざいのしちせ)を紹介しましょう。
  一、やさしいまなざし(目の布施)
  二、安心できる笑顔(顔の布施)
  三、親切な言葉がけ(言葉の布施)
  四、体を使ったおもてなし(体の布施)
  五、思いやりとやさしさ(心の布施)
  六、座席をゆずること(床座施)
  七、お休み場所をどうぞ(房舎施)
布施の多少、大小、軽い重いなど考えません。人のために自分の出来ることは何かを考える修行なのです。
 
坐ってみませんか
NEXT21 16階で午前6時〜7時半に早朝坐禅を市内外の若い禅僧が坐禅指導をしております。その後、朝粥も体験できます。昼食時には、県内で唯一「タニタ食堂、日替り定食」を提供しています。
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★みなさんのお仏壇に古いお札、ロウソク、線香、処分に困るような物等がありませんか。
 もしも、あったらお持ち下さい。後日ご供養しお炊き上げ致します。
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