林昌寺通信１９６

平成２７年８月４日(火)

発行者：藤田浩雄

第　１９６　号

小浮地区より宝珠山、菅名岳を望む

滅却心頭火自涼

ギラギラと照りつける太陽、流れ落ちる汗。八月は暦の上では秋ですが、一年の中で最も暑さ厳しい時期です。日中の暑さにはうんざりして、少しでも涼しさを求めようと　・・・・

安禅不必須山水　滅却心頭火自涼

「暑い暑い」と口にするのはやめて「夏は暑い」とありのままに受け止めるところに暑さを乗り越える秘訣があるのかもしれません。
お身体を大事にしながらこの暑い夏を楽しみたいものです。　　合掌！！

“ご先祖さま”をお迎えしましょう

“盆踊りは、なんであんなに盛大にやるんだろうか？”
調べると、ご先祖さまをお送りするために行われていることが分かりました。「最後まで喜んで帰ってもらいたい」その思い一心で精一杯賑やかにするもの、それが盆踊りだったのです。

お盆の時期はご先祖さまのために様々なことを行います。迎え火、精霊棚を作ったり、万燈会、精霊流し、京都の大文字五山送り火等・・・　

ただ、ご先祖さまに心地よく過ごしてもらいたい、という気持ちでおこなっています。こうした相手を思って行動することを、仏教では布施（ふせ）といいます。お盆は自然に布施ができる時です。これからしっかりご先祖さまをお迎えしましょう。

　見えなくとも　お花を供えたい

　食べなくとも　美味を供えたい

　聞こえなくとも　話したい

　見えざるものへの真心を・・・
　

涼しい早朝、夕方にご家族でお墓掃除に来られるのをお見かけします。ご苦労さまです。

14日（金）夕方安田地区のお墓参りです。１６日昼、ご先祖さまはあの世（西国浄土）へと戻られます。

　１１日（火）林昌寺盂蘭盆施食供養会
　＊午前１１時、新亡諸精霊、先祖代々精霊供養等、精進料理のお接待があります。

　　～お盆棚経廻り予定～
　　　　５日（水）　新潟市内方面
　　　１２日（水）　新津、五泉、村松方面
　　　１３日（木）　（午後より）砂山、南郷
　　　１４日（金）　新保、久保、渡場、六野瀬、竜下、寺社、島瀬、福永、都辺田、
　　　　　　　　　　　二本松等、水原方面
　　　１５日（土）　保田、庵地方面


～安田地区寺院の盂蘭盆供養会～　　　７日（金）　（午前）小浮　安穏寺さま　　　　（午後）保田　頼勝寺さま　　　８日（土）　保田　宗寿寺さま　　　９日（日）　保田　瑠璃光院さま　　１０日（月）　草水　観音寺さま　　１１日（火）　保田　林昌寺

　賽の河原で善業を積む　

恐山は青森県最北に位置する下北半島の真ん中辺りにあり、死んだ人は必ずこの恐山を通ってあの世に行くと言われています。

ここを見つけた僧の名は自覚大師円仁（じかくだいしえんにん）。後に京都比叡山延暦寺の三代目座主となる高僧でした。

怖い山だから「恐山」と言うのではありません。ここは日本三大霊場の一つ、恐山菩提寺（現在は曹洞宗）というお寺です。

あちこちから硫黄が噴出し、血の池地獄や三途の川など地獄模様が広がっています。

親より先に亡くなった小さい子供は、親を悲しませたという罪で、なかなか三途の川を渡れず、賽の河原で善業を積もうと小石で仏塔を造ります。もう少しで完成というところで鬼が来て、その塔を壊してしまう。

また泣きながら始めからやり直すと、また鬼が来て壊してしまう。何度も繰り返していると、どこからともなくお経が聞こえ、お地蔵さんがやって来て鬼を退治してくれる。

お地蔵さんに鬼退治をお願いし地蔵堂から道を下って行くと、白砂の宇曽利湖畔（うそりこはん）に出ます。通称、極楽浜と言われます。　　　　　来月に続く

花火大会だよ！！　

夜、お風呂にゆっくり入っていると窓辺から、コロコロ、リンリン・・・　と、　エッ？ボンボン・・・と花火の音・・・　！？。　これからの酷暑を乗り切るには冷たいビールを飲みながら、孫と一緒に線香花火でもやるかなぁ　・・・・・　？！　咲花温泉水中花火大会は終わってしまいました。
※ネットで検索しました。

瓢湖花火大会	８月２５日（火）	水原瓢湖 (阿賀野市）
五泉ひゃんで花火大会	８月２２日（土）	早出川（五泉市）
新潟花火大会	８月７～９日（日）	信濃川（新潟市）