平成30年5月6日(日)
発行者:藤田浩雄
第 229 号

庫裏二階より宝珠山を望む
目に見えない贈り物
 
ゴールデンウィークを利用して故郷に帰郷しお墓掃除やお墓参りされ、ご法事をされるご家族連れが多くありました。そして、終日献花や線香の香りが漂っておりました。
私たち行為で最も尊いのは目に見えないものに対する奉仕、見返りを求めない行為です。
私たちはご仏壇のお位牌や遺影をきれいなお花で飾ってあげます。「おばあちゃんはお花や笹団子が好きだったから...」ときれいなお花や名物のお土産を供え、また「あの子が好きだったから...」とお菓子やおもちゃを供えます。私たちには目に見えないものに接します。
それは決して無意味なことではなく、供えるのは物ですが、一緒に私たちはまごころを供えているのです。そのまごころが御霊(みたま)に届くのだと信じます。
例えば、私たちの心が動かされるのは相手のまごころに接することによって、また、私たちのまごころが相手の心へ届けることも出来るのです。
ご先祖さまは私たちの目には見えません。そのご先祖さまにお花を供え、美味を供え、語りかけます。それがまごころの贈り物ではないでしょうか。そして、あの世から大勢のご先祖さまが温かく見守っておられることを忘れてはなりません。      合掌。

 
ささだんご
安田では、四月末からゴールデンウィークに田植えがいっせいに始まりました。
私が小学校時代の頃で恐縮ですが、農繁期は学校は一週間休みで宿題は無し、家族総出で朝から晩まで大人と一緒に手伝いをしたのは私ばかりでなく、みんなあたりまえでした。子守をしたり、家のいろいろな手伝いをしたり、また田圃に入って泥んこになりながら苗を二本ずつ手で田植えをしました。昼食は家族みんなで田圃の土手に腰を下ろして、味噌の付いたでっかいおにぎりを楽しく食べたことは、今は大昔のなつかしい思い出となりました。
そして、「笹だんご」や「ちまき」をご近所からいただくと、この家は田植えが終わったんだと・・・  。またあの家が田植えが終わったかなと分かると、笹だんごが食べられると楽しみにしていました。農村では田植えの終わりを祝って作られていました。裏山へ母親と一緒に笹の葉を取りに行ったことを思い出す。いまは、すでに父も母も亡くなり、親孝行を何もしなかったこんな私の姿をどんな思いで見ているのかな、と毎日手を合わしている。    合掌!!
加茂川の鯉のぼり 笹団子
 
 
丸山節子先生の絵手紙教室
~丸山先生を招いて絵手紙教室を開催します。今年は日本全国で大雪でした。春の花々を見ながら絵手紙に挑戦してみませんか。また、道具一式準備しております。初心者歓迎です!!~
□期 日 5月9日(水)13:00~16:00(閉会)
□場 所 林昌寺本堂
□講 師 丸山節子先生〈日本絵手紙教室協会公認講師 長岡市在住〉
□問い合わせ 絵手紙教室in林昌寺開催事務局(関東朝日広告社内)
TEL:025-222-5210
〈担当 鷲沢 裕美子〉
 
坐ってみませんか
  「威儀即仏法」(いぎそくぶっぽう)
曹洞宗開祖(永平寺)である道元禅師のことば
きちんとした儀式作法を行い、教えに則った生活をおくることが、曹洞宗の教えである」と解釈される。
法要儀礼はもちろんのこと、朝起きて顔の洗い方から、食事、トイレ、掃除、風呂、睡眠など、「そんなことにまで!?」と、にわかには信じ難い細部にいたるまで、あらゆることに作法や規則が存在する。例えば、4時に梵鐘を撞くのであれば、1秒の狂いもなく正確に4時ちょうどに撞かなければいけない。
実際、永平寺では日常生活の細部にまで規則が定められており、その規則に従って日々の生活をおくることが修行の大前提とされている。
永平寺を訪れ、大勢の修行僧が一糸乱れぬ動きで法要を勤める姿を見たことのある方は、きっと一目見て驚かれたのではないだろうか。
 
「形があっての、型破り」
「歌舞伎の世界」に存在する言葉ですが、「禅」に通じる言葉でもある。形を身につけ、その形を超え、形を忘れ去るところに、真に自由闊達な心の世界が開ける。
それが道元禅師が説いた修行観でもあり、禅の修行が日常生活のすべてであるとされる。
NEXT21 16階で午前6時~7時半に早朝坐禅を市内外の若い禅僧が坐禅指導をしております。その後、朝粥も体験できます。昼食時には、県内で唯一「タニタ食堂、日替り定食」を提供しています。
詳細はこちらから!!
【広告欄】 
直売所 阿賀野市かがやき5911-4  ☎0250-47-7722
(越後姫) 営業時間 10時~17時 (2月から6月末まで無休で営業しています)
当日分は完売なり次第、閉店です!!
その他 ピーマン、アスパラ菜、ハウス軟白ネギ、イチジク、etc
詳しくは、こちらから!!
  
★お家のお仏壇はきれいですか?古いお札、ロウソク、線香、処分に困るような物等、また地域のお墓に古い卒塔婆はありませんか。
もし、あったらお林昌寺へ持ち下さい。後日ご供養しお炊き上げ致します。
[発行予定]
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